自分のアトピーの重症度とは?改めて確認したい自分の身体について

わたしが所属する「NPO法人アトピーを良くしたい」では、毎月アトピーサロン(通称:アトサロ)という談話会を実施しています。各回のサロンの最後には、参加者の皆さまにアンケートを実施してもらっていますが、そこには以下のアトピーの重症度を書いてもらう項目を設けております。

Atopy Severity 01

この項目は、未記入の方がおられたり、複数項目にチェックが入っていることがよく見受けられています。それは、”今のアトピーがどれだけの重症度か。それを示す指標、それを示す基準がよくわからない。”ということになるかと感じました。

そこで、この記事では以下を調べたいと思います。いずれも権威と歴史があるアトピーガイドラインから調べることにします。

  • 重症度を表す種類
  • 重症度を表すランク

まず初めに

アトピーの区分自体を表す言葉は、「重症度」としているようです。「重度」かと思っていましたが、次の章でご紹介する「皮疹の重症度(計算の要素)」で使われている基準の用語でした。そのため、知りたいなと思ったときは、「アトピー 重症度」と調べましょう。

【結論】重症度の種類は3つありました。

日本皮膚科学会ガイドラインの「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2018」には3種類書いてありました。

【1つ目】アトピー性皮膚炎重症度のめやす

厚生労働科学研究班で開発された「重症度のめやす」で表しているのが以下のようです。簡易的な指標と表現のため、ぱっと言うには適しているかと思います。ぱっという場面とは、例えば「アトピヨ」のようなSNSなどで自身の状態を表現するときです。

Atopy Severity 04

via 「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2018」

【2つ目】皮疹の重症度(計算の要素)

日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎重症度分 類検討委員会によるアトピー性皮膚炎重症度分類 , SCORAD , EASI で計算過程で使う皮疹の重症度です。
計算過程での基準のため、表立って言うことはほとんどないかと思います。

この2つのスコアの計算では、以下の算出式で出すようです。詳しくはガイドラインを参照ください。

MEMO
皮疹の種類ごとの重症度の総計 × 皮疹の面積 × 部位の係数

Atopy Severity 03

via 「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2018」

【3つ目】皮疹の重症度(ステロイド選択基準)

これが一番重要で一番使われる指標。外用薬の強さを選択するときに見る指標のため、ざっくりした書き方をしている。それは、塗る部位は局所的になるためと思われる。

Atopy Severity 02

via 「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2018」

結論

ガイドラインから3種類の重症度とそれらの基準がわかりました。特に覚えておくべきは「皮疹の重症度(ステロイド選択基準)」と言えますが、時には、「アトピー性皮膚炎重症度のめやす」を使う場面があるかもしれません。

この基準をさらに深く知る場合は、途中でご紹介した「SCORAD」「EASI」を実施するか、TARCを受けてみることが良いと思います。

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