記事紹介 「ニューロキニンBの同定 by 九州大学」

面白い記事を見つけたのでご紹介です。

参考

研究成果九州大学

九州大学生体防御医学研究所の福井宣規 主幹教授、坂田大治 助教の研究グループは、同大学医学研究院の古江増隆 教授、富山大学大学院医学薬学研究部の安東嗣修 准教授と共同して、アトピー性皮膚炎の主要な痒み惹起物質であるIL-31が、脳に「痒みの感覚」を伝える際、ニューロキニンBという物質が必要であることを世界に先駆けて発見しました。

ニューロキニンBという物質が、かゆみをコントロールしていることを九州大学が突き止めたとのこと。
同サイトの画像を見ると、皮膚でIL-31というかゆみのものとなる物質が刺激を生み、伝達神経→脊椎にあるニューロキニンBを通って脳に行き届くよう。

驚きなのは、アトピーの原因論はいろいろ考えられていますが、この研究は(脊椎にある)神経から発していると考えているところです。今まで、皮膚などの外部からの刺激や内部からの刺激に着目されがちだったのですが、まったく新しい観点で研究されてて驚きました。

もう見れなくなっていますが、西日本新聞の記事によれば以下のよう。

神経系の観点からかゆみが増幅するメカニズムを明らかにしたのは初めて。治療薬の開発に役立てたい考えだ。新薬の実用化には10~20年ほどかかる見通しとしている。

薬への適用は20年くらいかかるそうなので、どういう薬になるか楽しみです。

九州大学の他の研究

今回の研究の発表をした九州大学は、アトピーの研究の最先端を走っているようです。過去にも以下の研究発表を行っています。

参考

アトピー性皮膚炎発症に関わる痒み物質の産生に重要なタンパク質を発見―新しい痒み治療薬の開発に期待―国立研究開発法人 日本医療研究開発機構

九州大学生体防御医学研究所の福井宣規主幹教授、大学院医学研究院の古江増隆教授、大学院4年生の山村和彦らの研究グループは、アトピー性皮膚炎における痒み惹起物質であるIL-31の産生に、EPAS1というタンパク質が重要な役割を演じることを世界に先駆けて発見し、その作用機序を解明しました。

ここからは、アトピーにはタンパク質が大いに関わっているんだなと改めてわかりました。最近になり急増しているアトピーの原因を、様々な研究でわかりだして科学技術には期待してやみません。デュピルマブのような新たな効果を持った薬が登場することを待ってます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)