[2020/04読了記] これでわが家の感染対策はバッチリ! 新型コロナウイルス緊急対策マニュアル(齋藤勝裕)

緊急刊行として危機対策スペシャリストが書かれたもの。

この本の良いところは、ウイルスとはそもそもなにか?というところから言及している。

そいで感想

注意
※※この本については、感想のみでなく本の概要をまとめて、一部補記や感想を付け加えてます。
※※内容については、自分でよく考察していただきたいです。

コロナウイルスとは国際ウイルス分類委員会によればSARS-CoV-2と命名されている。これからわかるように、現在流行している新コロナウイルスはSARSに似ている。なおコロナウイルスのくくりには、2003年に流行ったSARS(-2003/7)、2015年のMERS(-2015/12)がある。
新コロナが動物発症だと騒がれた所以は、人獣共通感染症という点が挙がる。そのため、人でも動物でも経路を問われないと考えられる。人のみにならず動物(ペット)にも留意したい。

致死率は、新コロナ:3.4%、SARS:10.0%、インフルエンザ:0.1%となっているが、高齢者・持病(基礎疾患)持ちの方は重症化する傾向にある。それは新コロナが起こす病気が肺炎であることから。その方々がかかると、20%が重症以上になる可能性がある。

感染する経路は、接触(経口・糞口を含むはず)・飛沫・エアロゾルがある。そのため、予防策は手洗い・うがいをやるべき。なお、感染経路の粘膜である口・鼻・眼は触れないようにすべき。新コロナはだいぶしぶとく、服などのザラザラしたところでも付着するが、つるつるしたところだと最大48時間も感染力を保つよう。つるつるしたところとは、スマホ・リモコン・スイッチなど。これらを触れる際には最新の注意が必要。

大きなくくりでウイルスという特性から考えると、高温多湿に弱いはず。適度な湿度(50-60%)は重要かもしれない。
マスクは他人へ移すことを予防するもの。新コロナは直径1マイクロメートルとマスクごときでは防げない。ただし、前述した(口内周辺環境を)多湿に保つ効果が期待できること、口・鼻を触らない予防になる観点ですべきだとわたしは考える。

感染したと考えられるとき、厚生労働省「厚生労働省電話相談窓口」各都道府県「帰国者・接触者相談センター」に聞くのもあり。なお、新コロナにかかると、発熱・倦怠感・下痢が初期症状となるが、これは風邪やインフルエンザと似ている(潜伏期間は1−13日程度で5・6日後が多数)。健常者は4日、高齢者や持病(基礎疾患)は2日以上疾患されてることで風邪と切り分けしたあとでの問い合わせが有効なものになる。

新コロナの特定が容易でない理由は、現在有用なPCR検査法の特性であり、検査時間が6時間かかるというもののため。専門の装置が必要であったり、ウイルス量依存で検出できない可能性があるなど考慮点が多いため、検査キットは誠意開発研究中とのこと。

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