キャストがまさかの1人という前代未聞の作品。なんでも、Angels & AirwavesというアメリカROCKバンドのアルバムに合わせて作製された作品らしい。他のアーティストではやらないことをやること、そしてこの作品こそがアルバムを映像として表しているものと位置付けている。
内容は、国際宇宙ステーション(有人実験施設)で任務を遂行していた独りの男が、地球が滅亡するとともに取り残されてしまうもの。
これは結末を求めるものではない。作中で何度も発せられてるが、人が生きるには決して1人では成り立たず、人と人とが交わされることで自己の欲求だったり充実感を満たされるということを示している。自分が主人公として当てはめると、どういう心境になりどういう行動を取るか?この作品では、主人公が命綱を外さなかったところに集約すると思う。話の展開は荒くも、面白いところに話の重点を置いたなと感心した。
—以下はInterview—
-また、今回『Love』と『Love: Part Two』、そしてアメリカ版には、映画『Love』という映像作品も付いているとのことですが、そういったパッケージでリリースすることになったのは何故ですか?
まず今回の“Loveプロジェクト”では他のアメリカのロック・バンド、世界のロック・バンドがやっていないようなことを積極的にやっていこうじゃないかっていうコンセプトがあって。俺たちのアーティスティックな意欲みたいなものをどうやって見せていこうかって考えたんだ。今までのような、ただレーベルに所属してCDを出すだけのスタイルではいけないと思うようになったからね。リスクを負ってでも新しいことに挑戦したかった。だから映画を作ることもそういう流れの中で産まれたアイディアなんだ。
-その映画『Love』というのはどのような内容になっているのでしょうか?
国際宇宙ステーションで足止めを食らった宇宙飛行士が居て。彼は地球が崩壊するのを窓から目撃して、それ以降誰とも連絡が取れなくなってしまう。でも彼はいまいちその原因が分かっていない。彼は完全に孤立してしまうという状況に耐える様子が描かれている。俺たち自身は映画に出演していないんだけど、この映画がアルバム『Love』そして『Love: Part Two』の延長線上にあるものと位置づけているんだ。
via 激ロック
gekirock.com/interview/2011/11/angels_and_airwaves.php
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