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感想
予告編がすごいかっこよく、そして今までにない発想 ”移動型都市” の映画ということでかなり前から注目していた作品。移動型といえば “スノーピアサー” が思いつく。この作品は面白い。
着想だけで映画をつくった感じ。結局のところ、予告編が一番おもしろかったって作品だと思う。もうちょっと世界観の説明をしたほうが入りやすいと思う。「昔の世界はこんな形をしていたのか」という場面があったがそもそも今の世界がどうなってるかについては触れられてなかった。
途中からは、もはや移動都市に関係していなかった。簡易スターウォーズみたいな展開だった。
ネタバレ的な・・こまかいところにつっこむ
この映画の一番腑に落ちないのは多々あるが・・・
街はどうやって動き回ってるの?
移動型といえば一番の問題は”エネルギーの供給方法”だと思う。そこに関しての説明がかなり薄かった。
一番の勢力を誇っていたロンドン。映像ではかなりの電力や動力を使っているように見えた。街が大きくなればなるほど資源の活用方法が問われたり、大きさに比例してエネルギーの供給は大きくなるはず。どうやってエネルギーを生み出しているか?そこがまったくわからなかった。
ソーラーによる電力供給だったり、風車による風力発電、摩擦熱や動かすことで充電できる仕組みなど動き続けられる理由は欲しかった。
なにをしたいの?
いろいろな立場の人たちが登場する。それは、場所に関係したそれぞれの想いを持っていた。
ここまではわかるのだが、目的と成し遂げたいことの理由がよくわからなかった。理由がわからないというよりは希薄だったなという印象。地上にある街に”移動型”と”静止型”があるのは良かったがいがみ合ってる理由がよくわからなかった。一番設定でダメだと思ったのが空。空の街があるなら、移動型のような効率の悪い住まいがある理由は余計にわからなかった。これは、「街はどうやって動き回ってるの?」にもつながってくる。
その中でよかったところ
結局、この廃れた街を創ったのは、人間が開発した最終兵器を利用した最終戦争によるもの。ロンドンの最終兵器も、この時代に作られたであろうパーツを組んで完成されたことから、この時代に作られていたものがいかに危険なものだったかをこちらに思い知らしていた。
その最終戦争が行われたのが、今この映画を放映している現代。つまり、今わたしたちが行っていることは、技術革新でありながら危険因子を創っているかも知れないという警告を発しているのかも知れない。目的を間違えると、何にでもなってしまうから。
まとめ(?)
かなり映画の設定に問題だらけの作品。もう少し深掘りしてほしかった。
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