焼き物の産地をいくつか周った感想【30代×焼き物】

焼き物の産地を今までに3箇所回りました。

周った場所は以下です。※あいうえお順

◉ 笠間焼(茨城県)
◉ 常滑焼(愛知県)
◉ 萩焼 (山口県)
◉ 備前焼(岡山県)
◉ 益子焼(栃木県)
◉ 美濃焼(岐阜県)

こちらのざっくりした感想です。

◉ 笠間焼(茨城県)[2022年]

笠間焼は、THE笠間焼と称せる特徴を見出すのが難しい陶磁器であると感じました。かなり見て歩き回りましたが、結局分からずじまいでした。最終的には陶磁器の購入を見送っています。ただし、帰る直前に入ったカフェで笠間焼の特徴を教えてもらい、次回訪れた際はその観点で探してみようと思います。

特徴といえば、手触りに現れるザラザラした材質、圧倒的な存在感といえる大きさと重さです。部分的にも全体的にも、砂や土のような材質を感じる事ができる方にはオススメといえます。

笠間焼は大きな道路に工房やギャラリーが集まっているものの、広い土地に点在しているので、自転車やバスを利用して回る必要があります。

好きな度合いは、★★★★☆です。まだ購入していないため。

※ジャンルとしては、萩焼に似ています。

◉ 常滑焼(愛知県)[2022年]

今のところ圧倒的に好きな焼き物、産地です。

常滑焼の工房やギャラリーは常滑やきもの散歩道に集まっています。歩いて1.6kmと短く、そこまで多くない店舗数なので、全部を1日で見て回ることは簡単でした。

見た目の模様や材質、使いやすさ、幅広い形状などから、どれを見ても引き込まれる作品が多いです。

好きな度合いは、★★★★★★★★★★★です。今のところ暫定ですが、常滑焼が一番好きです。とにかく見て回ると欲しい商品が溢れていました。

※ジャンルとしては、備前焼に似ています。

◉ 萩焼(山口県)[2022年]

萩は小さい町で、萩焼をそこまで推してはいませんでした。それよりも歴史的な偉人や城下町、日本海に面した海鮮類が推されています。

好きな度合いは、★★☆☆☆です。萩焼よりも萩ガラスが良かったです。こちらは特徴的であり、耐熱という点でかなり使いやすいです。

※ジャンルとしては、笠間焼に似ています。

◉ 備前焼(岡山県)[2020年]

備前焼自体は、かなりわかりやすい見た目をしています。土や砂などの材質が全面に出ているので、手触りで直に楽しむことができます。ただ、こだわりのあるお店を見つけることが難しいかも知れません。

材質としては、常滑焼に似ています。こちらのほうが、材質が見た目に現れています。

好きな度合いは、★★★★★です。

※ジャンルとしては、常滑焼に似ています。

◉ 益子焼(栃木県)[2020・2022年]

「これが益子焼です」と呼べるというTHE益子焼と形容できるわかりやすい見た目が特徴だと思います。そのわかりやすい見た目をもちつつ、益子焼は兎に角安いです。そのため、家庭の食卓に多い美濃焼よりもこだわりのある食器を日常的に使うことができます。

益子町は、町を上げて焼き物を推していました。整備された大きな道路に工房やギャラリーが並んでいて、全部を1日で周れることはできない数でした。

わたしはお猪口(ぐい呑み)をよく利用しています。日本酒が、青色のお猪口によく合います。

安くてわかりやすい見た目から、お土産に重宝される陶磁器かなと感じます。

好きな度合いは、★★★★★です。

家から日帰りで行ける立地のため、唯一2回伺っています。訪れやすさ、わかりやすく購入しやすい陶磁器が好みです。

◉ 美濃焼(岐阜県)[2019]

日本の家庭で使われる食器のうち7割以上が美濃焼ということを聞き、産地ではどのような食器が売られているか気になって現地に赴きました。

『道の駅 志野・織部』など、ほうぼうに散らばってはいましたが、工房やギャラリーが多く集まり産地としての盛り上がりを感じることができました。

食卓に多く並ぶという陶磁器のため、どれもお手頃価格で使いやすい、見たことのある形状が多かった印象です。逆に、個性が強いものは少ない印象でした。

わたしは湯呑を買いました。購入してから長いこと使っていましたが今は使っていません。というのも、伺った当時は陶磁器への興味が低く、また知識も少なかったので、今思うとこだわりの湯呑を買えたと思えないからです。

好きな度合いは、★★★☆☆です。

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